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もしかして前ぶれ? くも膜下出血の前兆について知っておきたいこと

こんにちは。
「急にひどい頭痛がした」「いつもの頭痛と何か違う気がする」――そんなとき、少し不安になりますよね。頭痛はよくある症状ですが、中にはすぐに受診すべき危険な頭痛もあります。その代表のひとつが、くも膜下出血です。

くも膜下出血は、脳の表面に出血が起こる病気で、脳卒中の一つです。多くは脳動脈瘤が破れて起こるとされ、発症すると命に関わることもあります。だからこそ、「前兆かもしれないサイン」を知っておくことはとても大切です。


くも膜下出血でいちばん有名な症状は「突然の激しい頭痛」

くも膜下出血で特徴的なのは、今まで経験したことがないような激しい頭痛です。日本脳卒中協会は、頭痛の強さが発症時にピークに達し、その後も持続するのが特徴だと説明しています。嘔吐を伴うこともあり、重い場合は意識障害が起こることもあります。

つまり、「だんだん痛くなる頭痛」ではなく、急にドーンとくる頭痛がとても重要なサインです。MSDマニュアルでも、数秒でピークに達するような突然の激しい頭痛は、直ちに医療機関を受診すべき症状だとされています。


前兆って本当にあるの?

「くも膜下出血には前兆がありますか」と気になる方は多いと思います。実際には、はっきりした前兆がないまま突然起こることが多いと考えられています。日本脳卒中学会も、脳卒中は全体として突然発症することを強調しています。

ただし、人によっては本格的な発症の前に、いつもと違う強い頭痛や、突然の頭痛を感じることがあります。こうした頭痛を「たいしたことない」と見過ごさず、ふだんの頭痛と明らかに違うと感じたら、早めに受診することが大切です。


こんな症状があれば、すぐ救急相談・救急要請を

くも膜下出血が疑われるのは、たとえばこんなときです。
突然の激しい頭痛吐き気や嘔吐意識がぼんやりする・反応が悪いろれつが回らない手足の動かしにくさ見え方の異常などです。脳卒中全般では、顔のゆがみ、腕の脱力、言葉の異常が突然出るときは要注意とされています。

特に大事なのは、症状が少し落ち着いても安心しないことです。厚生労働省の広報では、くも膜下出血は症状が一度おさまったように見えても、再出血して重症化するリスクがあるため、放置せず専門病院を受診するよう呼びかけています。


「いつもの頭痛」との違いは?

頭痛持ちの方だと、「この頭痛も危ないのかな」と不安になりますよね。もちろん頭痛の多くはくも膜下出血ではありませんが、危険な頭痛には特徴があります。日本脳卒中協会は、くも膜下出血では「最近なんとなく頭が痛い」のように始まった時刻がはっきりしない頭痛とは違うと説明しています。

つまり、見分けるポイントのひとつは、何時何分ごろから急に強くなったか分かるほど突然かどうかです。いつもの片頭痛や緊張型頭痛と違って、「急に今までにない痛みがきた」と感じたら、自己判断せず受診したほうが安全です。


日ごろから気をつけたいこと

くも膜下出血そのものを完全に防げるわけではありませんが、脳卒中全体の予防としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、多量飲酒などの管理が大切とされています。日本脳卒中学会は、こうした生活習慣や危険因子の放置が脳卒中の発症につながりやすいとしています。

特に高血圧は重要なリスクの一つとされるため、健診結果を放置しないこと、血圧管理を続けること、喫煙や飲酒習慣を見直すことが、将来のリスクを下げるうえで役立ちます。


まとめ

くも膜下出血の「前兆」として一番気をつけたいのは、突然起こる、今までにない激しい頭痛です。吐き気、嘔吐、意識の異常、ろれつの回りにくさ、手足の異常などを伴う場合は、ためらわず救急車を呼ぶレベルだと考えてください。

「少し休めば治るかも」「朝まで様子を見よう」と思ってしまいがちですが、くも膜下出血は時間との勝負です。いつもの頭痛と違う、急にひどくなった、そんな違和感があれば、早めに受診することが自分や家族を守ることにつながります。