■糖尿病とは?
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が慢性的に高い状態が続く病気です。これは、インスリンというホルモンの分泌不足または作用の低下によって起こります。
◎インスリンのはたらき
- 食事の糖質(ごはん、果物など)が消化されてブドウ糖になります。
- ブドウ糖は血液に吸収された後、インスリンの作用で細胞に取り込まれます。
- インスリンはまた、肝臓からの糖の放出を抑制します。
◎血糖値とインスリンの関係
インスリンは「基礎分泌」と「追加分泌」の2種類のパターンで分泌され、血糖値を一定に保ちます。
- 基礎分泌:常に少量分泌され、血糖の安定を保つ。
- 追加分泌:食後に血糖値が上がると、その信号に応じて追加分泌されます。
◎なぜ高血糖が続くのか?

インスリンの作用が弱まる原因は主に以下の2つです
- インスリン分泌が不足する
- インスリンが効きにくくなる(インスリン抵抗性)
◎糖尿病の種類

- 1型糖尿病:自己免疫の異常でインスリンを分泌できなくなる(少数派)。
- 2型糖尿病(全体の約9割):遺伝、生活習慣、ストレスなどが原因。
◎糖尿病の症状と検査
- 症状が出にくいため、定期的な検査が大切です。
- 進行すると「多飲、口喝、多尿、体重減少、網膜症」などの症状が出現。
- 診断基準となる検査値:
- 血糖値(空腹時≧126mg/dL、随時やブドウ糖負荷試験2時間後≧200mg/dL)
- HbA1c≧6.5%
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、赤血球内のヘモグロビンとブドウ糖が結びついたものの割合を示す数値です。
赤血球の寿命(約120日)から、過去1~2か月間の平均的な血糖状態を把握できる指標として使われています。
血糖値が高いほど、血液中の糖が多くなり、ヘモグロビンと結びつく量も増えます。
📌定期検査と生活習慣の見直しが、糖尿病の予防と早期発見に不可欠です。
