脂質異常症の治療とセルフケア②
脂質異常症とは?
血液の中には、コレステロールや中性脂肪などの「脂質」が含まれています。これらは体に必要なものですが、量が多すぎたり少なすぎたりすると問題です。
「脂質異常症(ししついじょうしょう)」とは、血液中の脂質に異常がある状態をいいます。
脂質異常症の診断基準
健康診断などで行う血液検査の結果をもとに、以下の4つの項目のうち1つでも基準を外れていれば脂質異常症と診断されます。

- LDLコレステロール(悪玉)
境界値を超えると注意が必要です。 - HDLコレステロール(善玉)
基準より低いと異常になります。 - 中性脂肪(トリグリセリド)
高すぎると動脈硬化のリスクが高まります。 - non-HDLコレステロール
LDLなど悪玉系のコレステロールの合計。多すぎると要注意です。
※脂質の値は、HDL以外は「高すぎること」が問題です。
脂質異常症の主な原因
脂質異常症は、生活習慣に強く関係しています。
特に以下のようなことが続くと、脂質のバランスが崩れやすくなります。

◎よくある生活習慣の原因
- 脂っこい食事や甘いものの摂りすぎ
- 野菜や食物繊維の不足
- 運動不足
- 喫煙
- 飲酒のしすぎ
- 睡眠不足やストレス
◎病気や薬の影響も
糖尿病や甲状腺機能低下症などの病気が背景にある場合や、薬の影響で脂質の値が上がることもあります。
たとえば、持病の治療で薬を飲みはじめたあとに脂質の値が高くなった場合は、薬が関係しているかもしれません。医師や薬剤師に相談することが大切です。
まとめ
脂質異常症は、自覚症状がほとんどありません。
だからこそ、健診で見つけて、早めに食事や運動など生活習慣を整えることが予防や改善の第一歩になります。
「ちょっとコレステロールが高いですね」と言われたら、体からのサイン。
今の自分の生活を、少しだけ見直してみませんか?
