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糖尿病の治療とセルフケア③

糖尿病の治療

●飲み薬による治療

血糖値を下げる作用のある薬を、継続して服用します。2型糖尿病の飲み薬は、インスリンが効きにくい程度、血糖値の変動、合併症の有無などに応じて選択します。血糖値の変化を見ながら、薬の量を増やしたり減らしたり、作用の異なる薬を追加したりします。

☆血糖値を下げる薬の主な作用と種類

1 インスリンの効きにくさを改善する薬
・ビグアナイド薬
・イメグリミン
・チアゾリジン薬

2 インスリン分泌をうながす薬
・イメグリミン
・DPP-4阻害薬
・GLP-1受容体作動薬
・スルホニル尿素薬
・速効型インスリン分泌促進薬

3 糖の吸収を遅らせる薬
・αグルコシダーゼ阻害薬

4 糖の排泄をうながす薬
・SGLT2阻害薬

薬物療法は自己判断で中断せず、医師の指示のもとで継続しましょう。副作用が出た場合は、医師や薬剤師に相談してください。


●注射薬による治療

注射薬には、インスリンの分泌をうながすものと、不足しているインスリンを直接補うものがあります。薬の種類によって、効果が出はじめるまでの時間や作用時間が異なります。

☆注射薬の種類

1 GLP-1受容体作動薬/GIP・GLP-1受容体作動薬
血糖値に応じてインスリン分泌をうながす注射薬です。食欲を抑える作用もあるため、肥満を伴う糖尿病の方に使われることがあります。毎日注射するタイプと、週1回のタイプがあります。

2 インスリン製剤
インスリン分泌のパターンに合わせて自分で注射し、体内のインスリン不足を補います。
・1日1回、決まったタイミングで注射(基礎分泌を補う)
・食事のタイミングに合わせて注射(食後に必要な分を補う)
製剤によって、効き始める時間や作用時間が異なります。

注射は毎回同じ部位に行わず、場所を少しずつずらしながら行います。


●糖尿病の自己管理

生活の質(QOL)を保つためには、自己管理を続けることが重要です。糖尿病の治療で最も大切なのは、患者さん自身の取り組みです。治療を継続しながら、これまでと変わらない生活の質(QOL)を維持できるよう、日々の自己管理を続けましょう。

自己管理の例
・食事内容の見直し
・運動習慣
・規則正しい服薬
・糖尿病教室への参加
・定期的な受診と血糖管理
・歯周病など合併症の予防
・低血糖の予防
・自己血糖測定と記録
・足の観察やフットケア

糖尿病の正しい知識が不足していたり、薬の副作用、薬が増えること、治療に伴う経済的負担などへの不安があると、治療の継続が難しくなることがあります。わからないことや不安なことがあれば、医師や看護師、薬剤師などに相談しましょう。