~疲労は脳からの危険信号~
① 時代とともに「疲れの性質」が変化している
疲労に関する調査結果を見ると、昭和 → 平成 → 令和で大きな変化があります。
昭和(1979年)
- 総理府の調査
- 「一晩寝れば疲れは取れるか?」
→ 約6割が「取れる」
平成(1999年)
- 厚生労働省の疫学調査
- 35.8%が半年以上続く慢性疲労を自覚
➡ 寝ても疲れが取れない人が増加
令和(2025年)
- 日本リカバリー協会の調査
- 約8割が「疲れている」と回答
- 高頻度の疲労は過去最高
👉 結論
- 「寝れば回復する疲れ」
→ 「寝ても取れない慢性疲労」へ変化

② 疲労は「脳からの危険信号」
疲労とは
「これ以上作業を続けると体に害が出る」
という脳からの警告です。
体の例
- ケガ → 痛み
- 感染 → 発熱
- 体の酷使 → 疲労
このため疲労は
人間の「3大バイオアラーム」
と言われています。
3大バイオアラーム
- 発熱
- 痛み
- 疲労
もし疲労を感じなければ
➡ 体の限界まで働き続けてしまう
つまり疲労は
「休め」という命令
なのです。
③ 疲労は「筋肉ではなく脳」で起こる
昔は
乳酸=疲労の原因
と考えられていました。
しかし現在の医学では
➡ これは否定されています
疲労は主に次の脳の部位で起こります。
疲労に関係する脳の部位
1️⃣ 視床下部
2️⃣ 前帯状回
これらは
自律神経の中枢
です。
④ 自律神経と疲労の関係
自律神経は生命維持に関わる機能を調整しています。
主な働き
- 呼吸
- 消化吸収
- 血液循環
- 心拍数
- 体温調節
しかも
24時間休みなく働いています。
特に
- 集中
- 緊張
- ストレス
の場面ではエネルギー消費が増えます。
⑤ 疲労が起こるメカニズム
① エネルギーを作る
↓
② 活性酸素が発生
↓
③ 活性酸素が細胞を傷つける
↓
④ 自律神経の細胞がダメージ
↓
⑤ 視床下部・前帯状回が疲労
↓
⑥ 脳が「疲れた」と感じる
まとめ(重要ポイント)
✔ 疲れは時代とともに増えている
✔ 現代は「寝ても取れない疲れ」が多い
✔ 疲労は脳からの危険信号
✔ 筋肉ではなく脳で起こる現象
✔ 自律神経の過労と活性酸素が原因
➡ 疲労は無視してはいけない身体の警告
