今日からできる!骨を守るかんたん習慣
「骨粗鬆症」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか
骨粗鬆症は、骨の強度が低下し、骨折が起こりやすい状態を患います。
特に高齢者や女性に多い疾患ですが、骨粗鬆症を発症する方の4分の1が男性とも言われます。
カルシウムの吸収の低下について
カルシウムは骨や歯を構成する重要なミネラルであり、筋肉の痛みや神経伝達、血液の凝固にも必要です。 しかし、加齢や生活習慣の変化に伴って、腸管でのカルシウムの吸収能力が低下するといわれています。
日本人の98%が不足している!?ビタミンを簡単に取り入れよう
骨を作るために重要なビタミンDとその補給方法
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨を強くする重要な栄養素です。 しかし、日本人の約98%がビタミンDと不足しており、これが骨粗鬆症や健康問題のリスクを高めることとなっています。ビタミンDを効果的に摂取するための方法を、食事と日光浴の2つの側面から、簡単にビタミンDを増やす方法をご紹介します。
ビタミンDを多く含む食材を、ひと手間かけてさらに摂取量アップ!
ビタミンDを多く含む食材例:1日に1回は食べることが理想とされています。
キノコ類(干した方がビタミンDが多い)・卵・魚類
ビタミンDやカルシウムを効率よく摂取する工夫
ビタミンDやカルシウムは、今後作用して骨を丈夫にする重要な栄養素です。それぞれを効率よく摂取するためには、食材の組み合わせや調理法にひと工夫を加えることがポイントです。市販の煮干し粉をみそ汁などの出汁に用いれば、カルシウムなども摂取できるのでお勧めです。
骨粗鬆症は何が怖いの?
粗鬆症の本当の怖さ:骨折が起こる健康リスク
骨粗鬆症の最大の恐怖は、骨がもろくになるだけでなく、その後に起こる生活の質の低下や健康寿命の短縮にあります。特に多いのが、腰の上から背中にかけての骨(脊髄)や、太ももの骨の付け根の部分(大腿骨近位部)の骨折です。場合によっては寝たきりになるリスクもあります。 骨折がきっかけで寝たきりになれば、肺炎を起こしそうになったり、活動量が大きく減って虚弱になりやすくなります。
外で体を動かせば、骨密度・筋力維持もできて一石三鳥!
高齢者におすすめの日光浴と運動習慣
日光(紫外線)すると皮膚でビタミンDが作られますが、高齢になって足腰が弱くなって日中に外出機会が減ると、ビタミンD不足に陥りやすくなります。普段外出する習慣がない方は「ぶらぶら歩く」から始めてみると良いかもしれません。天気の良い日は1日15分程度のんびり歩くと良いでしょう。 また、日差しが強い季節には無理に日光に当たらず、日陰を歩くようにすると良いです。木陰などにいてももビタミンDが作られる効果は十分あると言われています。
骨粗鬆症を予防するポイント
「食事」と「日光浴」と「運動」を無理なく生活習慣に取り入れて、これらを続けることがポイントです!!