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足腰の痛みで悩んでいませんか!?

もし痛みを感じることができなかったらどうでしょう。どんな行動も恐れずにやってしまい、知らずしらずのうちに自分の体を壊してしまうほど傷つけていくかもしれません。また、体の中に病気が発生しても、それに気づかず病状が進んでしまい、ついには体の機能が失われてしまうかもしれません。痛みは生きていく上では欠かせない感覚なのです。

痛みの分類

痛みの分類には、部位による分類や原因による分類などがあります。

  • 部位による分類
    • 体の表面の痛み
    • 内臓の痛み
  • 原因による分類
    • 炎症で起こる痛み(炎症性痛)
    • 神経障害で起こる痛み(神経障害性痛)

炎症性痛は、体内の炎症が原因で痛みを考え状態を通ります。 具体的には、炎症によって放出される化学物質(サイトカインやプロスタグランジンなど )が侵入受容器(痛みを感じる受容容器)を刺激し、痛みが脳に伝わることで感じる痛みです。 炎症の発生怪我や感染症、慢性的な疾患(関節リウマチ、炎症性腸疾患など)によって、炎症反応となります。

痛みを予防・改善しよう

痛みの原因がわかり、その痛みを治すために医者から運動を禁じられている場合は、無理して運動してはならないですが、そうでない場合は運動療法が効くことがあります。

有効な運動

  1. 変形性膝関節症では「歩行」などの有酸素運動に加えて「ストレッチ」「膝関節周辺の筋力アップ」
  2. 坐骨神経痛には「ストレッチ」
  3. こり固まった筋肉の伸ばしと緩め等を行うといった「血行を促す運動」

運動すると、筋肉が鍛えられ関節への負担が軽減し、減量することで体全体の負担も軽減します。体内では痛みを感じにくくする物質(脳エンドルフィン)や炎症を抑える物質(筋肉マイオカイン)が増加し、また炎症物質(亜ディポカイン)の分泌量が減少するといったことが考えられます。そして痛みが軽くなればより運動しやすくなり、さらに運動を続けられるという、痛みを減らすのに良い環境が生まれてきて、さらなる痛みの改善につながっていきます。

炎症性痛の例:変形性膝関節症

腰に負担がかかり続けることで、膝の軟骨がすり減ったり、半月板が痛んでクッションの働きが落ち、さらには関節の内側を覆う滑膜を刺激して炎症が起こり、痛みを感じる。

神経障害性痛の例:坐骨神経痛

骨盤から足へ向かう坐骨神経が圧迫されて起こるのので、お尻から太もも、ふくらはぎにかけ、主に体の後面に痛みが走ります。腰椎の神経根障害が原因となるタイプや、梨状筋による神経圧迫が原因のものがあります。

腰椎の神経根障害が原因の場合は、体を動かした時に症状がより強くなることが多い。

梨状筋による神経圧迫が原因の場合は、座位で痛みが強くなりますが、歩くことで痛みが軽くなることもある。

ポイントは、痛くても動かすこと!!

家の中だけでの生活では筋力や体力の衰えだけでなく抑うつ的になりやすいので、次の運動を試してみましょう!

  1. ウォーキング:肘を曲げて背筋を伸ばし、まっすぐな姿勢で歩く
  2. 伸ばしストレッチ:椅子などに片足を乗せ、伸びている足の痛む部分の周りを伸ばすようにつま先立ちする
  3. 筋肉トレーニング:椅子に座った状態で、片足ずつ交互に前に伸ばし、足の筋肉を鍛える

適度な運動で痛みを和らげてみましょう!!