暑い夏を快適に!夏を上手に乗り切る熱中症対策!

地球温暖化の影響か、年々猛暑が続くようになっています。夏を健康に過ごすには熱中症対策が欠かせません。そこで、ぜひ実践したい熱中症対策をご紹介します!!

水分補給を怠らない
熱中症の背景にあるのが脱水症。体内の水分量が少ない高齢者は特に注意。
熱中症予防の基本は水分補給
成人は毎日約1.2ℓの水分を飲み水で補給する必要が。普段は水や麦茶を、大量の汗をかいたときは塩分や糖分も補給できる経口補水液やスポーツ飲料などを。
喉が渇いていなくてもこまめに
喉の渇きを覚えたときにはすでに脱水が始まっています。喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をすることが大切です。
寝る前と起床時にコップ1杯の水を
成人の場合、就寝中におよそコップ1杯分の汗をかくといわれます。寝る前と起床時にコップ1杯の水分を補給する習慣をつけましょう。
涼しく過ごす工夫をする
熱中症を防ぐには、高温多湿の環境に身を置かないことが大切です。
室内に差し込む日光を遮る
日差しが部屋に直接入ってくると室温が上昇。すだれや、朝顔やゴーヤなどのグリーンカーテンで日差しを遮って。
風通しをよくする
向き合っている窓を開けたり、玄関に網戸をつけて玄関扉を開けたりして、部屋や家全体の風通しをよくしましょう。
室温や湿度をこまめに確認
室温や湿度は体感ではわかりにくいので、室温時計などで室温28℃以下、湿度70%以下を目安に調整し、こまめに確認。
冷却グッズを利用
保冷剤、水で濡らして冷やすネッククーラー、叩けば冷える瞬間冷却パックなど、さまざまな冷却グッズが市販されています。
通気性のよい服装をする
襟もとの開いたゆったりとした服装で衣服の中や体の表面に風を通し、体から出る熱と汗を逃がしましょう。
補足:エアコンは冷房?それとも除湿?
「冷房」と「除湿」の消費電力はほぼ同じ。室内をすずしくしたいときは冷房、空気のジメジメが気になるときは除湿にするとよいでしょう。
暑さに負けない体をつくる
体力が低下すると暑さに対する力が弱まり、熱中症のリスクも高くなります。暑い夏だからこそ、意識して体力の維持向上に努めましょう。
栄養バランスの良い食事
暑くなるとあっさりした食事になりがち。これでは栄養バランスが乱れます。主食プラス肉、魚、野菜など、さまざまな食材を取り入れて。
ビタミンB1で疲労回復
疲労の備蓄は熱中症の誘因になるといわれます。疲労回復に効果的な栄養素がビタミンB1です。豚肉や大豆、ナッツなどに含まれます。
クエン酸で疲労物質の乳酸を分解
クエン酸はレモンやみかん、梅干しなどに含まれる酸味成分。疲労時に蓄積され、疲れの原因物質といわれる乳酸を分解する働きがあります。
筋肉は水分の貯水場
筋肉の約70%は水分。体内最大の貯水場である筋肉が加齢や運動不足などで減ると体内の水分も少なくなり、脱水が進行しやすくなります。
熱中症を甘く見ないで
熱中症とは高温多湿の環境下で起こる体調不良の総称。軽症であればめまいや立ちくらみなどですみますが、悪化すると頭痛や吐き気、さらには意識障害や全身の痙攣など生命に危険が及ぶことも。
本格的に暑くなる前の対策
暑熱順化で暑さに耐えられる体に!!
例年、梅雨の合間の晴れた日に熱中症が増えます。暑熱順化とは体が暑さに慣れることで、順化が不十分だと熱が体内にこもりやすくなり、熱中症を発症します。本格的な暑さが来る前の暑熱順化が熱中症予防のポイントです。
暑熱順化の対策は続けて
暑熱順化には2週間ほどかかります。順化しても、涼しい日が続いたりすると身体が元に戻ってしまうので、順化の対策は休まないで。運動をあまりしない人も注意が必要です。
1.ウォーキング・ジョギング
運動目安:ウォーキング30分 ジョギング15分
頻度目安:週5回
2・サイクリング
運動目安:30分
頻度目安:週3回
3・適度な運動
運動目安:30分
頻度目安:週5回~毎日
4・入浴(湯船につかる)
頻度目安:2日に1回
まとめ
日常生活でできる暑熱順化!!
暑さに体を慣らして汗をしっかりかける体をつくることがポイントです。